米農務省：米綿生産量を3カ月連続で下方修正

米農務省の需給報告書は8 ~ 10月に3カ月連続で米綿生産量を下方修正し、11月の報告書は間もなく公表され、米綿生産量の調整に注目している。現在、米綿の収穫の進度はやや速く、11月3日現在、米綿の15の主要栽培州の綿の収穫率は63%で、前年同期より約8ポイント速く、5年近くの同時期の平均水準より9ポイント速い。2024年10月31日現在、米陸地綿+ピマ綿の累計検査量は94.23万トンで、米綿生産量の推定値の30.5%を占めている（2024/2025年度の米綿生産量の推定値は309万トン）。

2024/2025年度の世界の綿花需給過剰幅は最近下方修正されたが、依然として過剰な状態にあり、特にブラジルの生産量は引き続き強い。ブラジルのナショナル・コモディティ社は10月の報告書で、来年の綿花生産量を初めて予測した。綿花生産量は366万5000トンで、2024年の生産量とほぼ横ばいの見通し。

新疆の綿花摘み取りはほぼ終了し、2024年11月4日現在、新疆の綿花摘み取りの進度は94%で、前の週より11ポイント増加した。その中で、北疆綿区の摘み取り作業はほぼ終了し、摘み取りの進度は約100%だった。南疆綿区の採集進度は約90%で、前の週より18ポイント増加した。今年の新疆の綿花加工は前年同期比やや速く、全疆の綿花生産量は600万トン前後と予想され、2024年11月6日現在、新疆地区の綿花の累計加工総量は238万9600トンで、前年同期比32.67%の増加となった。

全疆種綿の平均買付価格は6.3元/キロ前後で、新綿に対応するコストは基本的に14500 ~ 15000元/トン前後で、新綿のコストが基本的に固定されていることを意味する。一般的に、新綿のコストは春節前に綿花の価格に対して強い支持を形成し、春節前に新綿のプレスが強くない。来年は基本面の進化に伴い、新綿コストの盤面への支持が徐々に薄れる。

11月に入ってから、需要は閑散期に入り、市場は春節前の需要に対して一般的に慎重な見方を持っている。基本面から見ると、鄭綿は幅の狭い揺れを続け、閑散期の需要表現は全体的に安定していると予想され、春節前の需要の小盛期が再び現れるかどうかに注目している。