フランスブランドcache Cacheが中国市場事業を売却

フランスの衣料品小売業者ボマヌワ（Beaumanoir）はこのほど、傘下ブランドCache Cacheの中国事業の株式の多くを私募株式投資会社の中科融通に売却すると発表した。億邦動力によると、ブランドの中国事業分割はフランス本土事業に専念するためで、同グループはこれまでにLa HalleとNaf Nafの2ブランドを買収してきた。

公式サイトによると、ボマヌワ（Beaumanoir）グループはフランスの衣料品小売業大手で、Cache Cache、Bréal、Morgan、Bonobo、Vib’sの5大既製服ブランドを傘下に持ち、世界の各国と地域に2500以上の小売店を持ち、2005年に中国に支社を開設した。

国際的なファッションブランドとして、CACHE CACHEブランドの全体像と特徴は若い雰囲気と活気に富み、中国市場で一時人気を集めた。三四線の都市商店街にオープンしているCACHE CACHEの店舗も満員になることが多く、年末の割引シーズンはさらに人気が爆発した。

2005年に中国に進出して以来、CACHE CACHEは青春趣味のスタイルで多くの消費者の愛顧を得て、店の数は一時1000軒以上に達し、ファッションの足は全国に広がった。

しかし、C&AやNew Lookのような一世を風靡したファッションブランドと同じように、ピークに登ったブランドたちは下り坂に直面するのは避けられず、若者を中心にした「ファストファッション」ブランドのCACHE CACHEも、世代交代した消費者に忘れられずにはいられない。

ファッションスタイルからマーケティング方法まで、依然として青春にあふれているCACHE CACHEは、フランス語の意味である「かくれんぼ」のように、ファストファッションブランドの市場競争の中で誰も気にしない場所に隠れている。国内アパレル市場の激しい競争と日々更新される消費モデルもブランド発展に難題をもたらしている。

現在、CACHE CACHEは中国に約550店を展開しており、ブランドレイアウトは時期に比べて大幅に縮小している。その次の計画もC&Aと似ており、新株主の中科融通を導入することで、中国地域のビジネスを立て直そうとしている。